CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
web clap
jugem
counter
ブログパーツUL5
others
LINKS
PROFILE
OTHERS

えびマヨのほんわか日和

アニメ「ふしぎの海のナディア」の二次創作ブログ
主にネモエレ中心です
お知らせ:ブログ開設3周年記念イベント?

■皆様、どうもこんにちは〜。こんばんは〜。

…またまたお久しぶりです。

この度は、停滞中の当ブログに拍手やコメントを

どうもありがとうございました。

拍手コメントもお返事が遅れていることを

深くお詫び申し上げます。

 

当の本人が忘れているという…。

何とも情けない次第ですが(すみません)

今月でブログ開設3周年を迎えることが出来ました。

…って、私。

ほったらかしのまま月日がたっただけじゃん…。

(すんません)

 

3周年に対するものだと思われますが

拍手ぱちぱち、ありがとうございました。

 

さすがに節目くらいは、

何かできることをしたいので

短編書き下ろし小説をこしらえようと思ってます。

遅れに遅れている、拍手&拍手コメント返事も

全部させて頂きたく存じます〜。

(本当に申し訳ございません。)

 

来月、6月中に公開予定です!!

(本当か? できるのか?)

 

…ええと。

フラフラ彷徨い気味のブログですが

よろしければ、お越し下さいませ。

ではでは、また〜。

 

本日も、当ブログにお越し頂き

ありがとうございました!!!

 

| ちょっと一言 | 15:08 | comments(1) | - | pookmark |
拍手&拍手コメント御礼  ほぼ…半年分( ;∀;)

■ど・どうも…。

皆さんこんにちは。こんばんは〜。

「今さら、どの面下げて…。」状態のえびマヨです。

恐ろしく久しぶりの更新となりました( ;∀;)

 

あまりに放置していたため、

IDやら何やらも忘却の彼方…。

管理人なのに、自分のブログに入れない状態。

あはははは…。

 

…すんません。

 

やっとログイン出来た次第でございます。

web拍手も同様で、情けないことに

管理画面の入り方も分からなくなってしまい…。

 

…本当にすみません。

 

恐る恐る、管理画面を見させて頂きました。

 

久しぶりなのに…。拍手やコメントが…。

な・な・何と〜! どないしよう?

おばばばば…!

 

長期停滞にも関わらず、

拍手や拍手コメントを残して下さった方々。

どうもありがとうございました。

そして深くお詫び申し上げます。

大変申し訳ございませんでした。

 

何しろ半年分ですので、『こら〜(;´・ω・)』

これから何回かに分けて、お返事させて頂きます。

遅くなり、本当にすみませんでした。

どうぞよろしくお願い致します。

 

 

 

■さて…元はと言えば、仕事が忙しくなり

ブログから遠ざかっていた訳でございますが、

わたくし自身、停滞中は

目立った体調不良もなく、元気でおりました。

メッセージを下さった方。ありがとうございます。

でもでも…。ごめんなさい。

ネモエレ以外に浮気しました…。

色々ハマってしもうて、どっぷり浸かってました。

それが復帰延滞に拍車をかけてしまい…。

 

その筆頭が【信長の忍び】!!!

久しぶりに、イラスト描いてみました。

原作は戦国4コマ漫画なんですが、アニメも素晴らしい!

織田信長に仕える忍び目線で、

信長の天下統一が描かれていきます。

何せ、まず絵が可愛らしい。

甘党下戸な信長に、パシリの秀吉。

(秀吉は、まさにモンチッチ←古っ! 可愛い〜。)

天然帰蝶にツッコミ光秀…等々。愛らしくデフォルメされた

個性派キャラクター達が、笑いあり、感動ありで

パワー全開突き進む! でも、侮るなかれ。

史実に基づいてますので、”死”も深く言及しています。

共に戦ってきた仲間たちが、戦で散っていく様は

涙なしでは語れません…。ほんま、泣きますよ。

 

特に好きなのは、信長と帰蝶の信頼感と夫婦愛です。

目的のために、時に非情にならざるを得ない信長。

荒んでいく彼を、彼女にしか出来ない方法で支え、救い

引き戻します。普段は天然。けれど芯の強い帰蝶。

 

この二人…。我らがネモエレと通ずるものが…。

信長様…。

まず、素敵なお髭に渋めの容貌。(そこかい?)

大将であり、大いなる目的の為には

死を厭わない覚悟を持っている。

帰蝶様…。

まず可愛いおでこに、フワフワ髪。

それをリボン(布)でキュっ。

まさにエレクトラさんだ…。黒髪やけど。

 

長々と書いてしまって、すみません。

でも本当に面白いので、興味がおありの方は

是非ご覧あれ。原作はまだ連載中です。

現在、本編11巻。夫婦愛を堪能できる外伝2巻。

スピンオフが1巻…だったかな?

アニメは、ストーリーはまだ序盤ですが

絵がより洗練されていて可愛いです。

声優陣も、めちゃんこ豪華。ぜひ〜。

 

 

■おお〜っと、いつまで脱線しているのでしょう?

すみません!拍手コメントのお返事を致します。

お返事が、言い訳不要な程、遅くなってしまい

重ねてお詫び申し上げます。

申し訳ございませんでした。

そして、どうもありがとうございました。

 

 

以下、拍手コメント お返事です。

 

続きを読む >>
| 拍手&拍手コメント御礼 | 13:26 | comments(6) | - | pookmark |
ネモエレ二次小説「うたた寝」

★10月21日追記

皆様こんばんは〜。

この度は、小説「うたた寝」&ブログ再開記事に

拍手や拍手コメント、一言メッセージを

どうもありがとうございました!

とっても嬉しかったです。

Yes, I will.

そして…。創作意欲全開!!

只今、色んなシチュで書いている最中です(^_-)-☆

だがしか〜し!

書いては筆を置き、描いては手を置き…(以下略w)

結局お目見えするのは…遅いやないかい!?

てなもんで…。すみません。

いつもの如くお待たせすることと思います。

それでも、イメージがボンボン!状態なので

今しばらくお待ち下さいまし〜。

 

こんな、わたくしめですが、

体調を気遣って下さる方。再開を喜んで下さる方。

優しいお言葉を、どうもありがとうございました!!

きちんとお返事させていただきますね!!

 

真摯にお返事申し上げたいので

後日、改めて拍手御礼記事にてさせて頂きます!!

本当に本当に、ありがとうございました!

皆様、お気遣い下さってますが

私からも、是非一言…。

皆さまも、どうぞご自愛下さいまし〜('◇')ゞ

 

さらに追記。

本日寄せられた、地震に関するお言葉も

誠にありがとうございます。

阪神、淡路大震災以来の揺れでございました。

しかし私は…。地震警報が爆音の如く

鳴り響く携帯を片手に、硬直したまま…

只々、頭を覆うことしかできませんでした。

けれど鳥取の方々からすれば、微々たるもの。

心より震源地により近い方々にお見舞い申し上げます。

明日は我が身…。機関長の言葉が身に沁みました。

 

 

 

■どうもこんにちは〜。こんばんは〜。

今回は、当ブログが大変お世話になっております

ネモエレ素敵ブログ【Parc ferme】の神子元様の

これまた素敵イラスト 「うたた寝」 より

 

私の中のイメージがドカーン!!

萌え爆発しまして…。

何と…嬉しいことに、哀れみ深い神子元様より

許可をいただきまして…。

小説。書いちゃいました!!!

新しいカテゴリー「GIFT」も作ってみました。

 

やた〜!!嬉しいよ〜!!

もはや興奮気味で声が…オヨヨ。

 

神子元様…(すでに涙目)

こんなわたくしめの願いを御聞き下さり

大変感謝です!!本当にありがとうございます。

こ、こ、こんなんなってしもうたけど

どうかお許し下さいまし〜(;´・ω・)

※文中にも、神子元様のイラストを

入れさせて頂いてます。

 

ええと…。

設定は、後期のお二人。

久しぶりに、すこ〜し大人な内容になってございます。

前置きは短くしておきます。

よろしければどうぞ〜(^^)/

 

★ひとつ前の記事で、

拍手御礼させていただきました。

ありがとうございました!

 

 

 

 

 

■うたた寝■

 

 

エレクトラは自室へ入るなり、思わず笑みをこぼした。

少々珍しい光景だった。
ネモがソファーで眠ってしまっているのだ。
エレクトラは物音を立てないよう

そっとネモを覗き込んだ。

よほど疲れていたのだろう。
ネモは、趣のある愛読書を下に片肘をつき、
たいそう寝づらいと思われる姿勢のまま

寝息をたてている。
それはさながら、厳かに佇む彫像を想わせた。


実の所、彼女が仕事から戻って来るのは本日二度目だ。
スケジュールの変更を余儀なくされる事態が生じ
その調整のため再度、機関部へと訪れていたのだ。
作業行程の整理と報告、乗組員の管理は彼女の仕事だ。

エレクトラに打診があったのは

業務も終わり一息つこうと、ネモのグラスに

ハーブティーを注いでいる最中だった。
「少し…出てきます。」
一人で大丈夫かと尋ねるネモに頷いて

急ぎ部屋を後にした。

過密なスケジュールに、予定外の項目を加えるのは
思いの他、難儀だった。
ひとつ変更するだけで全体に大きく影響する。
"少し"では済まなくなった外出に
エレクトラは焦燥感を募らせた。

そんな彼女を察したのか

機関長がきまり悪そうな顔をする。
休んでいたところ、すまんかったと
詫びる彼に、貴方のせいではないと返した。

『船長も意外と

副長を待ち侘びているかも知れんぞ。』


揶揄する機関長に、まさかと鼻で笑った。





それが部屋に戻ってみると
機関長の予想が的中したかのような、この光景だ。
…エレクトラは密かに頬を染めた。

それにしても、よく眠っている…。
ネモは相変わらず、片肘をついたまま固まっているが
厚い胸板が白いシャツの下

呼吸に合わせて上下していた。
起きる気配は…まだない。
エレクトラは、ネモをじっくり観察出来るという
突如訪れた罪深い特権に、胸が高鳴った。

鼻筋の通った、精悍な顔立ち。
普段は鋭さや、漂う雰囲気が邪魔をして
直視するのを躊躇われるが、かなりの美貌だった。
生まれや育ちのせいだろう。一見、

口数少なく無愛想でも,滲み出る気品は隠せない。
ひとつひとつの動作が洗練され、無駄がなかった。
はだけたシャツの隙間から覗く

締まった肉体に滑らかな肌。
そんな彼が今、無防備な姿を晒している…。

エレクトラは、ネモが自分に気を許してくれているのを
嬉しく思う反面、好奇心と悪戯心が混じり合った
複雑な感情が頭をもたげるのを感じた。
そして…。愛すべき、ちょっとした復讐心も…。

「さて…。どうやって起こそうかしら?」

エレクトラは、ニヤリとして呟いた。
いつもネモに締まりのない寝顔を

見られているだけでなく
時には口付けで起こされる始末だ。
不服にも毎度、後手に回り続けている。
こんなチャンスは滅多にない。

エレクトラは、ウキウキした様子で
ネモの隣に腰掛け、彼の吐息を感じる距離まで詰めた。
綺麗な人…。
髪に触れてみようかしら…。くすぐってみようかしら。
それとも…。いっその事、唇を盗んでしまおうかしら。

エレクトラは、まるで支配権を手にした子供のように
嬉々とし、胸がじんわり熱くなった。

ところが、あれこれホクホクと思案しているうちに、
部屋の中の微妙な変化に気付いてしまう。

まずは、テーブルにあるティーセット。
途中だったハーブティーは、エレクトラのグラスにも

注がれ,きちんと二人分置かれている。
椅子に無造作にかけてあったネモの作業服も
彼が片付けたのか、今は見当たらない。
ベッドには、大きめの枕が二つ添えられている。
クッションを兼ねたそれを背に当て、本を読むのが
エレクトラの日課であり、至福の時だった。
どうやらネモが彼女の留守中

色々やってくれたようだ。

エレクトラは頭の中でネモの行動を追った。
飲み物の準備をし、

着ていた服を仕舞い、寝床を整え…。
普段は、自分がネモのためにしていることだ。
慣れない手つきでこなす、ネモの姿が見えるようだ。
そして帰りを待つ間、ソファーで本を読んで…。

そこで力尽きたらしい…。

エレクトラは、たまらなく

愛おしい気持ちが込み上げてきて
ネモを抱きしめてしまいたくなった。
どうやって起こすかなど、そんなことどうでもいい。

ネモの長い睫毛が、微かに震えたような気がした。
深い緑の眼が、瞬いたような気がした。
だが、エレクトラにそれを認める時間はなかった。
ネモの腕が、あれよという間にエレクトラを抱き寄せ、
彼の指が彼女の顎を引き、唇を重ねたのだ。

「…んっ!?」
何という不意打ち。
エレクトラは声にならない吐息を漏らした。
一瞬、驚きで身を固くしたが
ネモの唇にほどかれ、

溶かされて全身の力が抜けていく。
結局は、ネモのなすがまま。
余韻を惜しむように

柔らかく口付けを解いたネモの胸に
脱力した身体を預けることしか出来なかった。

…もう!

髪を撫でるネモの指先を感じながら
エレクトラは、がっかりしたように溜息をついた。
せっかくのチャンスだったのに…。
これでは、いつもと同じじゃないの。

ネモに聞こえたのだろう。
彼は堪えきれずに、くっくと笑みをこぼした。

「エレクトラ。そんな好奇心を露わに

人を凝視すれば、仮に本当に寝ていたとしても、

さすがに気付かれてしまうぞ…。」

「え?」

ネモの両腕が、エレクトラの背に回される。

いつから彼は眼を覚ましていたのだろう…。
エレクトラは首を傾げたが
ネモの笑みがなかなか消えないのを見ると、
自分が思っているより、随分前からのようだ。
最悪、初めから起きていたのかもしれない。

「もう…。寝たふりだなんて…。」
エレクトラは恥ずかしさと悔しさを誤魔化した。

「ずるいじゃないですか…。」

「すまん…。」

ネモがクスリと笑って、なだめるように
エレクトラを自分の懐へさらに引き寄せた。

「初めは、すぐに声をかけるつもりだった。
だが、君の仕草があまりに…。」

あまりに…?
エレクトラの問いは

ネモの口付けに再度かき消された。

「…。」
優しく重なる唇に、ネモの愛情を見たエレクトラは
甘えるように、彼に擦り寄る。

「先に休んで下さっても良かったのに…。」
囁く声は甘く、溜息に近かった。

「本当にそうしても良かったのか…?」

ネモがエレクトラの耳元に唇を寄せ、

熱い息を漏らした。

彼の囁きは甘美な罠。

「どうなんだ…?エレクトラ…。」

彼の唇は蜜の味。

エレクトラの胸に電流が走る。
思考を繋ぎ止めている回路が痺れ、機能を失っていく。

「いいえ、船長…。」
喘ぐように絞り出した声は震えていた。

「私、本当は…。
船長が待っていてくれたらな…って思ってました。
だから、とても嬉しかった…。」

この人の前では、私はこんなに無力だ。
彼は、いつも私の真実を引き出してしまう。

エレクトラはネモに心奪われ、観念したように
男の美しい深緑色の瞳を閉じ込めた。
その眼も唇も、引き締まった身体も…今や私のもの。
…もう遠慮などしない。

「そうか…。」

エレクトラの視線に
ネモが照れたような戸惑ったような顔をした。
自分から彼女をけしかけた筈なのに、
こうも情熱的に返されるとは思ってもみなかった。
時折、彼女は驚くほど優艶な表情をする。

ネモは、昂ぶる気持ちを押し留めるように
エレクトラを抱き締めた。

「だがわたしは、いつも君を待たせるばかりだな…。
……すまない。」

「そんなこと…。」

ネモの腕の中で、エレクトラが首を振る。
ふんわりと、花のような甘い香りが鼻腔をくすぐった。
今ではすっかり馴染んだ、彼女の香りだった。
ネモは、彼女の存在を焼き付けるように
その香りを楽しんだ。

「だが、少しは君の気持ちが分かったような気がする。
待つ…というのは案外、辛抱がいるものだな…。」

ネモが抱く腕を緩め、苦笑した。
エレクトラを促し、ティーセットに目をやる。
彼女のように、お茶さえ上手く入れられなかった。
手持ち無沙汰で、

部屋に留まる…というのも難しかった。
慣れない事をして初めて、

彼女の細やかな気遣いを知った。

船長…。

エレクトラの唇から、花が綻ぶような笑みがこぼれた。

「そうですよ、船長…。

私はいつも、貴方がお帰りになるのを
大人しくも、健気に待ってるんです。」

エレクトラが冗談めかして、ふふと笑う。

「それなのに、船長は…。

やっとお戻りになったと思ったら
"そんな格好で寝ていると風邪をひいてしまう。
わたしの帰りが遅い時は先に寝ていなさい"

…ですもの。」

エレクトラは、ネモの口調を真似て
少々大げさに難しい顔を作ってみせた。

「じっと待っていた人に、

あまりにひどいと思いません?」

「わたしはそんな顔をしているのか?」

ネモが抗議する。
いやいや、もっとマシな筈だと否定するその仏頂面が、
まさにエレクトラの物真似そのもので
彼女は思わず吹き出してしまう。

「エレクトラ…。」

ますます仏頂面に拍車が掛かり、恨めしそうな

声を出すネモを、今度はエレクトラが抱きしめた。

「…!」
エレクトラの指先が、驚くネモの髪を撫で、
彼女の掌が、彼の頬を包んだ。


…吐息が重なり、エレクトラはネモの唇を盗んでいた。

 

 

(終)

 

 

 

■最後まで読んで下さり、

どうもありがとうございました。

 

せっかくの素敵イラストが

こんなんなってもうて…。

神子元様〜!!! お許しください!

でも、一気に書き上げたんです!

久しぶりでした。こんな感覚は…。

 

今回は、ネモ様の美しさを強調してみました。

だって、だって、だってだもん。

神子元様の描かれるネモ様は、とっても私好みの

お美しい筋肉の持ち主で、何ともセクシー!!

私…悶えてますもん。

実際ネモ様は、褐色の肌に長身の持ち主で

キリリとした美貌と知性。男らしさと気品が同居する

渋い男前さんですし…。

 

エレクトラさん…。

初めのうちは案の定、ネモ様に翻弄される感

満載でしたが、今回は彼女にも

ちょっとしたサプライズ(^_-)-☆

最後は、彼女にネモ様の唇を盗んでいただきました。

 

わたくしの制作意欲に火を点けて下さった神子元様に

もう一度、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました!

 

本日も、当ブログにお越しいただき

誠にありがとうございました!

 

ではではまた〜。

 

 

| GIFT | 20:42 | comments(4) | - | pookmark |
拍手&拍手コメント御礼

■皆様、どうもこんにちは〜。こんばんは〜。

この度は、大変大変長い間…。

メガトン級な程長い間、ほったらかしにしていた

わたくしのブログに、拍手やメッセージ・拍手コメントを

本当にどうもありがとうございました!!!

 

とてもとても嬉しかったです。

おかげさまで、復活致しましたので

これからは、精力的に励んで参りたいと

切に願っております。

これからも、どうぞよろしくお願い致します。

 

★実は、わたくし…。

いつもお世話になっております、”あの”素敵サイトの

神子元様のイラスト「うたた寝」に、ひどく萌えまして

それも、悶えるほど…。

許可を頂きまして…なんと!

小説…。描いちゃいました(^^)/ にゃはは。

ちょっぴり大人の内容なので、

それでも良いよっていう方、よろしければどうぞ。

次の記事に続けてUPします〜

 

 

以下、拍手御礼です。

 

続きを読む >>
| 拍手&拍手コメント御礼 | 20:39 | comments(0) | - | pookmark |
再開のお知らせとお詫び

★9月22日追記。

再開のお知らせに、拍手コメントにて

早速、応援メッセージや拍手を下さった方々。

本当にありがとうございました!

とてもとても嬉しかったです*¥(^o^)/*

また近いうちに、

きちんとお返事させていただきます。

 

自分の記事を久しぶりに読み返してみると

この一年…。やたらバタバタして

停滞と再開を繰り返してますね(*^_^*)

全くもって情けなく、けしからん奴です。

 

今年の目標。まずは風邪をひかないこと!

秋分を迎え

寒暖の差、大きくなって参りました。

皆様もどうぞご自愛くださいませ。

本当にありがとうございました!

 

 

どうもこんにちは、こんばんは〜。

皆様に会わせる顔がない、えびマヨです…。

この度は、大変長いことご無沙汰&放置状態で

申し訳ございませんでした。

深くお詫び致します。

 

実は、わたくしの周りの環境が

あまりに大きく変わったのと、

沢山の辛い別れがありまして、身心ともに

ケルマディック海溝の如く深く沈んでおりました。

食事もろくに喉を通らず…。

(何よりも食べたり飲んだりが好きなのですが…)

 

その間寄せられたコメント、拍手コメント

拍手や一言メッセージに、全く返信どころか

自分のブログにも関わらず

無責任にも、足すら運ばなかった非礼や無礼を

心より深くお詫び申しあげます。

本当に申し訳ございませんでした。

 

時を経て、心の整理を経て

ようやく復活の兆しとなりました。

今は筋肉フェチらしく、健康的な身体作りに

励む毎日です…。何ちてw

 

メールアドレスを拍手コメント欄にて

教えて下さっていた方や、ブログリンクで

お世話になっている神子元さん、藤さんには

個人的にご連絡差し上げましたが、

普段から当ブログをご贔屓下さっていた

大切な方々に、何もお伝え出来なかったこと。

自分の近況なのに、ブログの記事に

理由すら触れなかったことを、

何より一番にお詫びしたいです。

本当に申し訳ございませんでした!!

 

特に、日頃よりコメントを下さっていた方々

応援して下さっていた方々。

わたくしめの非礼を、どうかお許し下さい。

 

この間、お名前は頂戴出来なかったですが

拍手コメントにて、お言葉を下さった方々。

わたくしめの非礼を、どうかお許し下さい。

 

わたくし…えびマヨは

ようやく記事を再開させていただきます。

 

お寄せ頂いたコメントや、拍手コメントへの返信は

一言一言噛み締めながら

また日を改めて、させて頂きますね。

 

本日は、復活のお知らせをしたかったんです。

こんな人間ですが、

なにとぞ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

| ちょっと一言 | 21:52 | comments(3) | - | pookmark |
ネモエレ二次小説「ipsum dolor」 その弐

■皆様、どうもこんにちは〜の、こんばんは。

暑い毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

全くもって毎度の如く、遅くなりまして

申し訳ございません!!!!

ようやく「ipsum dolor」その弐を

お届けに参りました。

 

前回、確かわたくし…。

二部構成などと申し上げましたが…

これまたすみません!

いつも通り、長くなってしまい

次回、その参にて完結の予定です。

よろしくお願いします。

 

今回は、お二人の心の動きを少しでも

表現出来ればと思い、書き進めてみました。

変更や訂正、やりたいこと沢山ございましたが

それではいつまで経っても更新できないので

とりあえず…みたいな形ですが

投げ込んでみます( ;∀;)

ではでは、「ipsum dolor」その弐を

よろしければどうぞ〜。

 

 

 

■ipsum dolor ■ vol.2

 

今日は、散々な1日だった…。
エレクトラは、ようやく辿り着いた自室で一人
大きな溜息をついた。

せっかく、僅かなひととき。
ネモと同じ呼吸を感じたと思ったのに
後で噛み付いてきたグランディスのせいでぶち壊しだ。
エレクトラは高揚した気持ちを抑えるため
温かいハーブティーを口に含んだ。
………………………………………

事の次第はこうだ。
グランディスに蒸し返され、始まった第一ラウンド。

華美な服装は控えるよう、彼女に勧告する。
「ふんッ!アンタに華がないだけじゃないのかい?」

第二ラウンド。
クルーの一員として

軽はずみな言動を慎むよう彼女に注意する。


「ふんッ、本当はアンタ…。あたしが羨ましいんだろ?」

第三ラウンド。
不必要に艦内を歩き回らないことは勿論
作戦行動中のブリッジへの立入禁止を今一度

彼女に銘記させる。


「ふんッ!かたいこと言うんじゃないよ。
このスットコドッコイ!」

ここまでは、まだ良かった…。

「ふんッ! 眉間に皺よせて…。
鏡で一度、自分の顔を見てみたらどうだい?
ひっどいもんだねえ。」

エレクトラの唇が、怒りでブルブルと震えた。
それでも副官として相応しくあろうとしているのだろう。
冷静さを極限まで試みられながらも

彼女は何とか持ち堪えた。

また、すました顔で優等生ぶって…。
グランディスは鼻を鳴らした。
自分の気持ちを素直に認めようとしない。
エレクトラのそういう所が

グランディスは一番嫌いだった。

こいつの化けの皮を剥がしてやりたいもんだねぇ…。
グランディスの好奇心と復讐心がひしめき合った。
しかし、何かしら違和感を覚え、密かに首を傾げる。

《本当は、一度でいいからエレクトラと
本音で話してみたいのでは…?》

あのエレクトラに対し、一瞬でも寛容的になった自分に
グランディスは非常に驚いた。動揺した彼女は
次の瞬間…。痛烈な一撃を放ってしまう。

「アンタみたいな女は、

きっとネモ様も疲れちまうだろうよ。」

空気が一変する…。

エレクトラは、思わず絶句した。
さすがに我慢の限界だった。
心拍数が異常な速さで上昇し、爪が食い込む程
強く握りしめた両掌が血の気を失い、冷たくなった。

一触即発。
恐ろしく緊迫した空気がチリチリと
こめかみを刺し、鋭く痛んだ。
言ってしまったものの、後には引けないグランディスと
怒りのあまり、言葉にならないエレクトラ。
二人は睨み合ったまま、しばらく動かなかった。


一秒が過ぎ…。二秒、三秒…。
あわや炎上…とも思えた、ちょうどその時。
幸いにも、ネモが数名の部下を伴い通りかかった。
「ネモ船長…。」
緊張が緩み、救いを求めるような目をするエレクトラ。
ところが残念なことに、ネモには気づいてもらえなかった。
割って入ったグランディスが即座に表情を切り替えたのだ。
体裁を繕うことのできる明るい笑顔と、甘えるような声…。

「ネモ様〜。お会いできて嬉しいですわ。

今からどちらへ? 私達もちょうど

色々と仕事の話をしていたところですの。」

ほほほと笑う、グランディスの使い込まれた武器を前に
ネモでさえ、たった今まで繰り広げられていたバトルは勿論
エレクトラの心情を察することは出来なかったようだ。
「ご苦労」と小さく頷き、去っていくネモを
エレクトラは恨めしそうに見送るしかなかった。

勝ち誇ったような笑みを浮かべるグランディスに
心底愛想を尽かしたエレクトラは、「ちょいと待ちな」と
呼び止める、グランディスの声も聞こえなくなった。
彼女の顔など、二度と見たくない!
「失礼します。」
エレクトラは冷ややかに吐き捨て、振り向かなかった。
一秒でも早く、彼女の前から消え去りたい。
それ以外…何も考えられなかった。

…………………………………

何よ。何よ。何よ…!

エレクトラは苛立ちを抑えきれないまま
自室へと続く艦内通路を急いだ。
結局、グランディスのやりたい放題のような気がした。

『副長、無理をするな…』
ネモの言葉が頭をよぎる。

何が…よ。
エレクトラは立ち止まり、虚空を仰いだ。
自分を心配そうに見つめた、ネモの深い…緑の眼。

エレクトラは皮肉っぽく唇を歪めた。
そんな事なら
グランディスの猿芝居くらい見破って欲しいのに。
優しくするなら
そういう所こそ、ちゃんと見て欲しいのに。
あと少しが…足りない。

エレクトラは自室に入り
勢いよくバインダーを机の上に放り出した。
バサッと音を立てて散らばるファイルの行き先も
彼女は目で追うだけだった。

エレクトラの脳裏を、勝ち誇ったような顔の
グランディスが居座って離れない。
抑え込んでいた怒りが、はち切れそうだった。
何も、ネモが悪いのではない。
それは分かっている…。分かっているけど…。

船長の馬鹿!

エレクトラはハッチを開けて叫んでしまいたかった。
内にあるイライラを全部ぶちまけてしまいたかった。

"王様の耳はロバの耳…!"
エレクトラは、子供の頃に読んだ本を思い出した。
黙っていると自らが病んでしまう程の秘密…。
それを暴露してしまった床屋の気持ちが分かる気がした。
最もそれは、自身の秘密ではなかったけれど…。

エレクトラは、ハーブティーを入れて一息つくことにした。
ギスギスしてなどいられない。
これ以上、グランディスに先手を取られてなるものか。
余裕のひとつくらい見せてやる。

…………………………

エレクトラが業務報告のためにネモを訪れた時、すでに夜も更け
メインスタッフの面々も、自室に引き上げてしまっていた。
思いの外、データをまとめるのに時間を要した。
エレクトラは焦りを呑み込みメインブリッジに滑り込んだ。


「遅くなり申し訳ありません。ネモ船長。」


扉が開くと同時に頭を下げる。
…返事がない。
顔を上げたエレクトラは

いつもと違う雰囲気に辺りを見回した。
今日は24時間浮上のまま航行する…

確かネモがそう言っていた。
余分な照明を落としたメインブリッジは
月明かりに照らされて

ぼうとした青白い光に包まれている。
ふんわりと燐光を散らすように浮かび上がる輪郭に
エレクトラは思わず声を漏らした。
「きれい…。」


同じ光景を堪能しているのだろうか
キャプテンシートに座るネモも、黙ったまま動かない。
…流れる静寂。
エレクトラはネモと2人きり、束の間の休息に目を閉じた。

エレクトラの存在に今気付いたのか
ようやくネモが振り向いた。

「ああ…済まない。少し考え事をしていた。」
「いいえ…。」

「…たまには、こういうのも良いと思ってな。」
エレクトラの視線を引き取り、ネモが頬を崩した。

神秘的とも呼べる光の色に、エレクトラも目を細める。
「ええ…。そうですね。」

ネモの息遣いを感じた。
しかし凛とした彼の瞳も今は、
何処を見るともなしに伏せられている。
エレクトラは月明かりに縁取られたネモを見つめた。
彼は時に、何かに想いを馳せているような…
そんな表情をすることがある。
自分には、とても入り込めない。彼の…深淵。

「…報告じゃなかったのか?」
「あっ…はい。」
思わずネモの横顔に見惚れていたエレクトラは、
彼の指摘に、慌ててバインダーを開いた。
しかしながら、これは彼女の日課だ。
流暢に報告を始めるのに、何の支障もなかった。

ふと、グランディスの言葉が脳裏をかすめる。

『アンタみたいな女…。ネモ様は疲れちまうだろうよ。』

ネモは相槌を打ち、熱心に耳を傾けている。

やっぱりそうなのだろうか?
私は堅物で、グランディスみたいに素直でもない。
疲れる女…だろうか?

気付かぬうちに、エレクトラの口調が早くなり熱を帯びた。
否応無しに、昼間の出来事が思い出される。
グランディスに丸め込まれ、立ち去るネモの後ろ姿。
胃が痛くなりそうだ。
あんな下手な芝居…。どうして騙されるのよ。

「それで、機関部からの報告ですが…」
エレクトラはまくし立てた。
「副長…」
異常を察し、制するネモの声もエレクトラに届かない。
グランディスの得意げな顔が、ぐるぐる回る。
何よ。何よ。何よ…!
船長もどうして、あんな女になんか…。

「エレクトラ。」
名前で呼ばれて、初めて我に返った。
「…え? はい。」
「また、無理をしたんじゃないのか…?」
「え?」
「こんなに沢山…。まとめるのは大変だっただろう。」

状況がいまいち掴めないエレクトラに構わず
ネモが彼女の手からバインダーを抜き取った。
しばらくページをパラパラめくっていたが
大きく息を吐くと、エレクトラを気遣うように覗き込んだ。

「やはり、君は少し無理をしすぎのようだ。
急ぐことはない…。何でも自分のペースでしなさい。
無理をして君が倒れたりすれば、わたしは困ってしまう。
君をそれだけ頼りにしているのだ。」

「な…。」
エレクトラは思わず固まってしまう。
体力も気力も消耗したエレクトラにとって、
すがりたくなる言葉のはずだった。
しかしエレクトラは、嬉しい…というより
悲しいような、何とも複雑な気持ちになって
寂しげに微笑んだ。

またそんな、女泣かせの殺し文句…。

それをいとも簡単に言ってのけるネモが
エレクトラは少々嫉ましく、憎らしく思えた。

私を虜として引いていこうとする
まるで罠…。
足を踏み入れると引き返せない。
分かっているのに
孕む危うさに触れてみたい自分がいる。
思わせ振りな台詞で、私を弄んでいるの…?

エレクトラは彼を盗み見た。
鋭くも、深みのある端正な顔立ち。
深緑色の瞳が真っ直ぐ向けられている。
その眼に、嘘や偽りは一切認められなかった。
もちろん、分かっている。
ネモはいたずらに相手を刺激したり
懐柔するような真似は決してしない。
エレクトラを心配し、頼りにしているのは
紛れもない事実なのだろう。

不満を晴らそうと、意気込んでいた筈なのに
毒気をまるまる抜かれたような気がして
エレクトラは何だか体の力が抜けてしまった。
「はい…。すみません。」
いい加減、もっとましな事は言えないのだろうか…?
かすれた声で答えるしか出来ない自分に呆れてしまう。

「君は謝ってばかりだな…。」

小さくなるエレクトラに、ネモが頬を緩めた。
鋭さが鳴りを潜め、この男の顔が優しくなった。
持って生まれた気品に温和さが加わり、
惹きつけられるような魅力をたたえている。
これが、この男の本性なのだろう。
だが彼は、ごく近しい者にしか

それを見せることはなかった。

「君も、もう少し我が儘になってみたらどうだ。」

ネモは、最近ずっと気にかけていた事を口にした。
美髭の奥で優美な唇が微かに綻ぶ。

…あのグランディス嬢みたいに。
そう続けようとしたが、思い留まった。
今のエレクトラは、グランディスはおろか
彼女の名前すら聞きたくないだろう。

「我が儘…ですか?」
エレクトラは面食らった。
復讐を誓い、ネモと共にいる事だけを
望んだ自分にとって、まるで他人事に思える。
"我が儘"って…どういうこと?
顔中に疑問符を貼り付けたまま棒立ちになってしまう。

「そうだ…。」
ネモが笑みをこらえて、ゆっくりと頷いた。
予想通りだったとは言え、真面目なエレクトラが
キョトンとするのが可愛らしくて仕方ないようだ。
彼女ほど、"我が儘"が似合わない女性はいないだろう。
しかし…とネモは思い直す。
勿論、生来の気質もあるが
それは今まで、自分というものを殺さざるを得なかった
彼女の悲劇の裏返しでもあるのだ。
ネモはエレクトラを憂い、胸が傷んだ。
居た堪れなくなり、彼女と視線を合わせる。
戸惑いながらも、微かな好奇心の宿る彼女の瞳は
潤みを帯びて…何とも魅力的で美しかった。

「言いたい事があっても、
君はいつも飲み込んでいるように見える。」

ネモは動揺を悟られぬよう

エレクトラから視線を逸らせた。
今日は何故か、彼女を意識してしまう。

「我慢に我慢を重ねるのは、良くない…。」

「我慢を重ねる…?
確かに…そうかも知れませんね。」
エレクトラは頷いた。

いつの間にか、自分のしたい事を口にしなくなっていた。
素直に…なれなくなっていた。
悔しいけど、グランディスの言う通りかもしれない。

「船長…。私はやっぱり、疲れる女ですか…?」

あっと気付いた時は、もう遅かった。
想定外にも、ポロリ溢れた言葉に
エレクトラは愕然とした。
見れば、ネモも絶句したように動かない。

「…。グランディス嬢に、何か言われたのか?」

ネモが眼を見開いた。

「いえ。何でもありません。今のはどうか忘れて下さい!」

エレクトラが首を激しく振りつつ懇願した。
こんなことを言うつもりなどなかったのに…!
我ながら酷い狼狽ぶりだ。
ネモは、きっと呆れているに違いない。
時間を巻き戻せるなら、どんなに…!

「彼女に何を言われたかは知らないが
わたしは、君をそんな風に思ったことは一度もない。」

「…え?」
顔を上げられず、目をかたく閉じていたエレクトラは
思わず自分の耳を疑った。

躊躇いなく、きっぱり言い切ったネモの眼は力強く
彼女の動揺など、全く意に介さないようだった。
それよりむしろ、彼女にそう言わせてしまった
己に腹を立てているように見えた。

そんな悲しいことは、言わないで欲しい…。
ネモは一度、静かに息を漏らしてから
一言一言、噛み締めるように口を開いた。

「わたしは君に、何度助けられたか分からない。」

「…。」

「君が居てくれたから、わたしは…。」

「船長…」

ネモの脳裏に、過去の記憶が鮮明に蘇る。
全てを失い、心も身体も倦み疲れ、ボロボロだったあの時
エレクトラが照れくさそうに差し出した、温かい手料理。
それは、決して贅沢なものではなかったが
ささくれ立った心が、解きほぐされるようだった。
あんな気持ちになったのは初めてだった。
それを、どうにか伝えたい…。

「エレクトラ…。」
「はい…。」
エレクトラが微かに首を傾げ、金色の髪がサラリと揺れた。
…美しかった。

「わたしは…。」

思うように口に出来ないネモを、
エレクトラが柔らかい眼差しで見つめている。

『私だって…!』
昼間耳にした、エレクトラの心情を浮き彫りにする
あの声が、ネモを後押しする。

「わたしはあの時、君に言いたかったのだ。」
「…?」

「君はあまり覚えていないかもしれない…。
もう、ずいぶん昔の話だ…。君がわたしに作ってくれた
温かいシチューのことを…。」

彼女の気持ちが…その優しさが嬉しかった。

「な、何を…!?」
前触れなく投げかけられたネモの言葉に、
エレクトラの声が上擦った。
食堂での彼の表情…。
あれは、自分の思い過ごしではなかったのだ。
けれど、それを喜べる余裕など勿論…ない。

「そんな…。」
「ん?」
「そんな昔のこと…忘れてしまいましたわ。」

嘘だった。
ここでネモがシチューの話を持ち出したことに
明らかに動揺している自分を隠してしまいたかった。

こっちを見るネモと、目が合った。
心臓がギュッと掴まれたように、大きく跳ねた。

自然と細められる、ネモの眼に促されるように
エレクトラの記憶が、ゆっくりと息を吹き返す。

………………………

目を閉じれば、蘇る風景はいつも同じだった。
土の色をした風と、荒涼とした大地。

夜は嫌いだった。
怖い夢を見るから…。
けれど今思えば、彼も同じだったのかも知れない。

 

 

(続く)

 

 

 

■なんとも尻切れトンボ。

ここで終わるんかい!?状態で、すみません。

あはははは…。またシレッと訂正する可能性大です。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました!

今回は、より人間臭いエレクトラさんを描いてみました。

自分の思い通りにならない、イライラ感。

女心を惜しいところで、分かってやれないネモ様。

そんな不器用な様子を、少しでも感じて頂ければ

とっても嬉しく思います。

さて次回、いよいよこのシリーズも完結となります。

軽く過去にも触れ、お二人の微妙な表情の変化…

みたいなのを、描かればなと思っています。

もう少し、ペース上げて更新したいです。

いえ、その予定(?)です。

乞うご期待!! なんちて。

 

本日も当ブログにお越し頂き、

誠にありがとうございました!

ではでは、また〜(^^♪

 

| 二次小説(前期ver.) | 15:59 | comments(2) | - | pookmark |
拍手&拍手コメント御礼 5月21日まで分
★5月28日追記
どうもこんばんは〜! 
悲しいお知らせから一転。
今回は、とっても嬉しいお知らせがあります。
もう皆様ご存知かも知れませんが
この度、さらにネモエレの輪が広がりました(^^)/
ななな、なんと! 藤 紗綾様が運営される
あの、素敵ネモエレ小説サイト「なないろぱれっと」様
とも、リンクさせて頂くことになりました〜!
パチパチパチ〜!!
神子元様に続き、何とエキサイティングなんでしょう!
サイドバー「LINKS」から是非どうぞ〜!
嗚呼、鼻血出そう…。

え? アンタの二次小説の続きはどうしたって?
えへへ…えへ。ええと、あと三分の一…。
しばらくお待ち下さい。
…ほんま、なかなか進まず、すみません。



■あまりに悲しいニュースに
皆様も同じお気持ちだと思いますが…。
水谷優子さんの訃報に、言葉が出ませんでした。
心より、お悔やみ申し上げます。
あまりのショックに
しばらく自分の記事に書くことが出来ませんでした。
やんちゃで可愛くて、元気いっぱいのマリーの声。
大好きでした。とてもとても大好きでした。
水谷さん…。本当にありがとうございました。


■この度は、さらなる拍手に拍手コメント。
一言メッセージに、2周年おめでとうメッセージまで…。
どうもありがとうございました!
これからも、どうぞよろしくお願いします。



以下、拍手コメント御礼です
 
続きを読む >>
| 拍手&拍手コメント御礼 | 22:51 | comments(0) | - | pookmark |
拍手&拍手コメント御礼 5月10日まで分
※5月14日
神子元様のブログに関して、拍手コメント欄やメールにて、
ご質問が寄せられましたので、
さっそくリンクを貼らせて頂きました!
やっぱり、気になりますよねw
サイドバーの「LINKS」から是非どうぞ(^^♪
とっても素敵なサイト様でいらっしゃいます。
嗚呼…。幸せですね!


★5月13日、さらに追記。
今日は、とても嬉しいお知らせをいただきましたので
重ねて追記致しました。
a.m.k様。本当にありがとうございました!
拍手コメント御礼を追記致しました。
皆様もぜひご覧下さい。
今…。幸せな気持ちで一杯です!!
もう一度言わせて下さい。
おめでとうございます。ありがとうございます。


★5月11日、小説「ipsum dolor」その壱の記事に
お寄せいただいたコメントに返信致しました。
本当にありがとうございました!


皆様こんにちは〜。こんばんは。
いかがお過ごしでしょうか。
GWも終わり、お忙しい方もおられることと
思います。どうぞご自愛下さいませ。
わたくしはと言いますと…仕事柄、GWはもの凄〜く
忙しく、ようやく落ち着いたところです。

新作小説に
更なるコメントや、拍手コメントを
どうもありがとうございました!
とっても嬉しかったです。
またまた、お返事が遅くなりましたことを
深くお詫び申し上げます。



以下、拍手コメント御礼です。

 
続きを読む >>
| 拍手&拍手コメント御礼 | 22:16 | comments(3) | - | pookmark |
拍手&拍手コメント御礼
皆様、こんにちはのこんばんは。
数々の拍手に拍手コメントを
どうもありがとうございます。

この度の地震による被害。
被災者の方々には、心からのお見舞いを
重ねて申し上げます。
中には、地震に関してわたくしのことを
心配をして下さる方もいらっしゃいました。
ありがとうございます。
わたくしは勿論、親戚も元気でございます。
熊本県と大分県、宮崎県に在む友達も皆無事です。
ただ、続く余震や被害の甚大さに
精神的に大きな苦痛を味わっておられます。
本当に胸が潰れる想いが致します。
自分のできることは微々たるものかもしれません。
けれど、それが集まると大きな力となることを
信じて、復興活動を支援していきたいと
思っています。
それはきっと、皆様同じ気持ちですね。
この場をお借りして、
熱烈な愛と応援をお贈り致します。



小説「ipsum dolor」に
沢山の拍手やメッセージ、拍手コメントを
どうもありがとうございました。
いつもながら、お返事が遅くなりましたことを
お詫び申し上げます。


以下、拍手コメント御礼です。

 
続きを読む >>
| 拍手&拍手コメント御礼 | 20:08 | comments(0) | - | pookmark |
ネモエレ二次小説「ipsum dolor」 その壱
※4月18日追記
この度の大地震で
熊本、大分地方をはじめ
沢山の方々が
苦しんでいらっしゃいます。
数えきれない程のご心痛、
恐怖、ストレス、苦しみは想像に難く
胸の潰れる思いが致します。
被災地の方々に、心よりの
お見舞いを申し上げます。




★4月14日追記
な、な、な、なんと〜!
とても久しぶりで、皆様をお待たせして
申し訳なさでいっぱいで…(*^^*)
プルプルと震える手で?w
更新させて頂きましたのに
た、た、た、た沢山の拍手を
どうもありがとうございます!
実は数日出かけておりまして
本日、拍手コメントを拝見致しました。
遅くなって、申し訳ないです。
拍手と、拍手コメントを寄せて下さった方々。
本当にありがとうございます!
嬉しいよ〜☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今回もまたまた
深〜いコメントを頂戴致しました(^o^)/
はじめまして!のお方もいらっしゃいます。 
こちらこそ、よろしくお願いします(^o^)
きちんとお返事をしたいので
日を改めまして、拍手御礼申し上げます〜。
どうもありがとうございました!



■どうも、お久しぶりです。
大変長らくお待たせしました。
二次小説「ipsum dolor」を
お届けに参りました。
遅くなり、申し訳ございません('Д')

一部完結の予定でしたが、
全部書き直したため、長くなってしまい
二部構成としました。
まずは、第一部です。

設定は前期。本編11話辺りから。
みんなまだ元気で、ナディアもノーチラス号に
ようやく慣れてきたころです
毎日毎日、ネモ様のために
グランディスは喜々と料理を作ってます。
エレクトラさんも、我慢はしてますが
そろそろ限界です。
ところが、助けは意外なところから…?

今回は、予告しました通り
あったかくなる内容にしてみました。

タイトルの「ipsum dolor」は
ラテン語で、特別な存在の意。
ちょっとだけ二人の過去にも触れます。
さて、第二部にどう繋がっていくのか
乞うご期待…なんちて( ;∀;)
それでは第一部、はじまり、はじまり〜。





■ipsum dolor■ vol.1


「ネモさま〜。」
甘ったるい声が艦の通路に響き渡った。
コツコツと乾いた足音がそれに続く。

ああ、まただ…。いつものことだ。

エレクトラは、溜め息を吐いた。
エレクトラの視線の先には、赤毛の女がいた。
むせかえるような香水の匂いと
胸元が大きく開いた派手なドレス。
グランディスだった。
女は目標を捕捉すると、男にすり寄った。

「ネモ様〜。こんな所にいらしたのね。
お食事の用意が出来ましたわ。
さ、どうぞこちらへ。」

グランディスはエレクトラに割って入り
ネモの腕にそっと手を伸ばした。
触れるか触れないかの、絶妙なさじ加減。
相手に自分の温もりを印象付ける
最良の方法を彼女は経験から知っている。
…見事としか言いようがなかった。
グランディスは甘えるように
巧みにネモを連れ出した。

「今日もスペシャルメニューですのよ。」
「そうか…。」
会話が遠ざかっていく。

この手に関しては
グランディスが一枚上手だった。
いつの間にか置いてきぼりを食ったエレクトラは
怒りを通り越して、苦笑を禁じ得なかった。
二人はもうあんな先にいる。

「はいはい。私も食堂に参ります。」

エレクトラはグランディスの背中に呟いた。
もちろん返事はない。
ネモとグランディスが、通路の角に消えた。

…お呼びじゃないでしょうけど。

エレクトラは肩をすくめて
二人の後を追った。

………………………

グランディスが乗船したのは、ほんの最近。
けれど彼女が来てから艦の雰囲気は一変した。
それを、"活気が出て良かった"などと言う輩もいる。
あの、ネモでさえ…。

人が人を好きになるのに、理屈は必要ない。
グランディスがネモに想いを寄せているのは一目瞭然だが
彼も彼女を否定しないのだ。
エレクトラも彼の部下としての
自分の立ち位置は、十分わきまえている。
プライベートな問題には、極力目を瞑るつもりだった。
だがグランディスは、そんなエレクトラの配慮をよそに
いつも、ネモ様。ネモ様。
彼が姿を見せようものなら、仕事中だろうが何だろうが
所構わず押しかけてくるから、たまったもんじゃない。
エレクトラは、自分でも気づかないうちに
ため息の数が多くなっていた。

……………………………

エレクトラが、少し遅れて食堂に入った時
グランディスは忙しそうに給仕していた。
ほぼ皆、席に着いている。
エレクトラは、目だけでテーブルを見回した。
ナディアやジャン達の姿がない。
そういえば今日はシフトが別だったか…。

「どうぞネモ様。お熱いうちに〜。」
グランディスの猫なで声に、エレクトラは我に返り
もう一度、苦笑いを浮かべた。
無意識のうちに、あの娘(ナディア)がいないか
いちいち確認するようになった気がしたからだ。

エレクトラは、目の前の皿に意識を戻した。
見た目はともかく、味には定評のある魚料理が
豪快に盛られている。
でもどうしても食欲が湧かない。
添えられたハウスワインすら、喉を通らなかった。
今日はコック長も勧める
穏やかな飲み口の、メルロだというのに…。
すぐ隣でネモが、あの女の作った料理を食べている。
今では日常の一コマ、もう慣れた筈なのに
何だろう…。凄く胸が悪い。

「いかがですか? お味の方は…。」
グランディスが目をキラキラさせながらネモに尋ねた。

「うん。美味い。」
「まあ〜! 光栄ですわ。」

グランディスは、エレクトラにアピールするように
少々芝居掛かった素振りで喜んでみせた。

…はいはい。良かったですね。
エレクトラは溜め息を吐いた。
下を向いていても、グランディスが誇らしげに
こっちを見ているのが分かる。
それを野放しにしているネモもネモだ。
まんざらでもない…ということか。

顔を曇らせるエレクトラにグランディスの眼が輝いた。
日頃エレクトラのせいで
ネモに近付けないグランディスにとって
食事の場は、自分のスキルを最大限に発揮し
宿敵を黙らせる絶好の機会なのだ。
これを逃す手はない。

「愛しい人に、自分の作った料理を
食べていただけるなんて
女として、最高の幸せだねぇ〜」

グランディスは、うっとりとして言った。
もちろん、"女として"のところを強調するのを忘れない。
ネモが欲しているのは、あくまで女らしさであって
それを与えられるのは自分だと、言いたいのだろう

「全く…。」
エレクトラは内心せせら笑った。
私が、そんな挑発に乗るとでも思っているのだろうか。
グランディスが張り合うのは毎度のことだ。

そう、いつも通り…。いつも…通り。

しかし突如湧いた疑問が、彼女を真っ向から否定する。

いつも通り…って何?
いつからこれまでの"日常"が、こんなくだらない…
自分をなだめるための時間に取って代わられたのか…。

私はきっと、こう思いたいのだろう。
男は結局、グランディスみたいな人がいいのだと。
ネモも"ただの男"と
ひとくくりにして楽になりたいのだろう。

エレクトラは心の中で叫んだ。
どうしたの? 今日は何だかおかしい。
お願い…どうか放っておいて。

エレクトラの願いも虚しくグランディスには届かない。
グランディスはエレクトラが言い返してこないのを
いいことに、ますます息を弾ませた。

「やっぱり、女なら好きな人に料理の一つくらい
作ってあげられないとね〜。」

「…。」
エレクトラは俯いた。
何も特別なのはグランディスだけではない。
私だって、作ってあげられるものなら、そうしたい。
でも今、私のあるべき立場は…そうじゃない。
もういい加減にして欲しい。

エレクトラはとうとう立ち上がり、口を開いてしまう。
「私だって…。私だって!」
こぼれた言葉に彼女自身が驚いた。

私は今…何を言おうとしたの?

エレクトラは唇を噛んだ。
胃の奥から苦いものが込み上げてくるようだ。
喉が渇くのに、上手く処理できない。
唾を飲もうとしたが、奥で引っかかり、咳がでた。

「いえ…何でもありません。失礼しました。」
エレクトラは消え入りそうな声で呟いて椅子に座り直した。

顔が上げられなかった。

ネモもいるというのに
私は何を一人熱くなっているのだろう。
エレクトラは己を制した。
彼女の挑発に乗っているのは、むしろ私だ。
神経が逆なでされるのは…嫉妬からじゃない。
もう、頭の中がグチャグチャだ。

「副長…。」
ネモは、黙りこくっている自分の良き右腕を見た。
…彼女らしくないと思った。
いつもなら、グランディスの揶揄も軽くあしらう彼女が
今日は言い返す気配もない。いや、余裕がないのか…。
碧い眼が、俯く彼女の睫毛の下で翳りを帯びている。


『私だって…!』

ネモの脳裏を、エレクトラの声がよぎる。
彼女がさっき言いたかったこと…。

「セニョリータ・グランディス。すまないが、
シェリー酒を持ってきてもらえないか?」

ネモは食前酒をグランディスに注文した。
しかしそれは、グランディスをエレクトラから
一度遠ざけるための、ネモの計らいだった。

「はい。ただいま〜。」
そうとは知らずに、グランディスは浮き浮きと答える。

グランディスがその場を離れるのを待ってから
ネモが気遣わしげに口を開いた。

「大丈夫か? 副長。どうした…具合が悪いのか?」
「いえ…。」

返事はするものの、エレクトラは
さっきから俯いたままで、ほとんど何も食べていない。
添えられたワインにも手をつけていないようだ。

「副…」
ネモはもう一度エレクトラに尋ねようとしたが
戻ってきたグランディスに遮られてしまう。

「ネモ様。お待たせしました〜。」

グランディスに全く悪気はない。
ネモは彼女に酒の礼を言い、溜息を押し殺した。

「食前酒を飲むといい、副長。これで多少なりとも食欲が
湧くだろう。…少しでもいい、何か食べておきなさい。」

ネモがグランディスの見ている前で
シェリー酒をエレクトラに差し出した。
エレクトラが顔を上げると、
自分を見つめるネモとまともに目が合う。
言葉は少ないが、心配そうな顔をしていた。

「あ…ありがとうございます。」
思わぬところで、ネモの優しさに触れてしまい
エレクトラは少し戸惑った。
慌てて口に含んだシェリー酒も、味がしない。


ネモ様が飲むんじゃなかったのかい…?
グランディスは、思い描いていたシナリオと違うことに
はじめは落胆したが、それも束の間。
そのうち自分が、エレクトラのための使い走りに
されたように思えてきて、ふつふつと怒りが込み上げた。
不思議とネモに腹は立たない。
当然、その矛先はエレクトラに転じられた。
悔しさと八つ当たりが入り混じった
グランディスの声が大きくなった。

「何だい何だい? アンタはネモ様からの酒は飲めても
あたしの料理は食べたくないってのかい!?」

「ち、ちが…。」

言い返そうとするエレクトラを、ネモが無言で制した。
君は何も言わなくていい…。
その眼は柔らかく、諭すようだった。
今回は、グランディスが言い過ぎだろう。

「セニョリータ、今は食事中だ。場をわきまえなさい。」

ネモがグランディスを諌めた。彼の口調や表情は
穏やかだが、有無を言わさぬ威圧感がある。
さすがにグランディスも
これ以上エレクトラに突っかかれなかった。
彼女は肩を落とし、スゴスゴと自分の持ち場へ戻った。

「すみません…」
エレクトラはネモに詫びた。

「…いや。」
ネモも、ポツリと答える。



周りは賑やかで、人も沢山いるはずなのに
いざグランディスが去ってしまうと
急に二人、取り残されたような気持ちになる。
「…。」
エレクトラは、二人だけに訪れた沈黙に
こそばゆいような、照れ臭いような気がして
肩の辺りが妙に引き締まるのを感じた。
意外な仕方で、助け舟を出してくれたネモにも
どう切り出していいのか分からず
白身魚のソテーを機械的に、口の中へ放り込んだ。

ネモの唇が緩んで、ふっと息を漏らした。
ここぞという時に
変に相手を意識して、黙り込んでしまうところなど
実に似た者同士だと思った。
ネモは場の空気をリセットするように
グラスに僅かに残るメルロを口に流し込んだ。

空になったワイングラスをコトリと置く
ネモの指先を、エレクトラの眼がとらえた。
力強い…というよりは、繊細で知性的。
上質なグラスや
重厚で趣のある書物が似合う指だと思った。
エレクトラは視線を彼の手首…肩へと辿る。
ようや彼の顔に到達するかという頃、ネモが口を開いた。

「具合も少しは良くなったみたいだな…。」
「…は、はい。」

不意を突かれたようになって、
一瞬、エレクトラの返事が遅れた。
本当は彼に礼を言いたい、詫びも入れたい。
そう思うのに、言葉が続かない。

彼が肩を持ってくれたことが
今日は何故か小恥ずかしい。
カチコチになる自分は、普段から無口のネモと相まって
端からすれば、さぞかし滑稽に映るだろう。
しかし不思議と居心地がいいのだ。

この緊張感を、もう少し楽しみたい。
不謹慎でアンバランスな願望は
隣にいる彼の熱を過敏に察知する。
刺すように痛む胸とは裏腹に、左の肩が熱かった。

ネモもそうだったら良いのに、と思えるほど
めでたい感性は持ち合わせていないが
彼も一言発したきり、黙ったままだ。

エレクトラの脳裏に、ある出来事が蘇っていた。
たまらず口走ってしまった
『私だって』の理由。

昔…命を救われた事を純粋に感謝していた頃。
ありがとうを伝えたくて、彼のために料理をこしらえた。
勿論、お世辞にも豪華なものとは言えない。
少しでいい、疲弊した彼に安らいで欲しかったのだ。
でもあの時見せた、彼の顔は今でも忘れられない。
どう形容すれば良いのか…。
彼の穏やかな眼が、物言いたげに瞬いた。
喜び…感謝。それだけではない。
別の…何か。


感情の高まりは、時に人の記憶を刺激する。
思わず漏れたエレクトラの言葉に
ネモも同じ事を思い出していた。
振り返りたくもない己の過去で、
残したいと思う、数少ない出来事。
緊張した面持ちで差し出された
彼女の精いっぱいのもてなしに
消耗しきって荒んだ心が、どれほど癒されたか
彼女は知る由もないだろう。


ネモは、エレクトラを見つめた。
彼女も、考えごとをしているようだ。
視線を感じたのか、エレクトラが顔を上げる
頬がわずかに染まり、可愛らしいと思った。

「さっきは、すみませんでした…。」

やっときちんと口にして、ほっとしたのか
小さく微笑むエレクトラに、ネモが首を振った。
彼女だけが悪いのではない。
グランディスに仕事を命じた自分にも非があるのだ。
実際、グランディスをコック長の下に付けてから
エレクトラは、不機嫌に塞ぎ込むことが多くなった。

性格が合わないエレクトラとグランディスが
衝突するのは、今に始まった訳ではない。
原因も…薄々は勘付いている。

押しが強く、破天荒なグランディスを前に
エレクトラが我慢を重ねることは十分予測できた。
無論、ある程度の許容も必要だろう。
だが一方が潰れるようでは、意味がないのだ。

「副長…。無理はするな。
君は、少々我慢し過ぎるところがある。」
ネモがエレクトラを諭した。

「すみません…。」

エレクトラは困ったような笑みを浮かべた。
環境が培った癖というのは、改めるのが難しい。

「副長…。」
「はい…。」

ネモは、久しく忘れていた思い出を
エレクトラと共有したかった。
だが、上手く伝えられる筈もない。

「船…長?」
目を丸くするエレクトラの顔が
あの時の彼女と重なる。
過去は…決して苦しみばかりではなかった。
料理を手に、はにかんだ彼女の心が
とても…嬉しかった。

「わたしは、君の…。」
ネモは知らぬまに呟いていた。
脈略などなくていい。
唐突だと思われてもいい。

「…え?」
エレクトラがキョトンとした。
実のところ、二人同じ思い出に浸っているのだから
彼女も少し考えれば、ネモの言葉の意味が分かる筈だった。
しかし否定するのに慣れた思考ではそれもままならない。
エレクトラは真意を探るように
ネモの顔をまじまじと見つめた。

「いや…。何でもない。」

エレクトラの視線に
ネモは思い直したように言葉を切った。
つい苦笑いが込み上げてくる。
別に言う必要はないのかもしれない。
…随分前の話だ。
自分が思うほど彼女は覚えていないだろう。

「今日はそれほど忙しくもない。
ゆっくり食べてから仕事に戻りなさい。」

ネモはそれだけ言い置いて、席を立った。
来た時と同じように背筋を伸ばして去る彼は
少しだけ寂しそうに見えた。

ネモの背中にエレクトラは首を傾げた。

さっき、ネモは何を言いかけたのか。
ひょっとして彼も…?

「まさかね…」
エレクトラは自嘲気味に首を横に振った。
甘い考えは、さっさと打ち消すに限る。

ぽっかりと空いた彼の席の隣で
もう何度目になるか分からない溜息をついてから
エレクトラは、白身魚を一口だけ放り込んだ。

(続く)




■どうも最後まで読んで下さり
ありがとうございました!
次回は二人の思い出のシーンに焦点を
合わせて描きたいと思ってます。
お気付きの通り、
わたくしの解釈のエレクトラさんは
お料理…結構できます。その理由は…。

ひとつ。
エレクトラさんは11歳くらいまでは
ごくふつーの家庭で育った。

ひとつ。
平成も只中、のような現代人ならともかく
彼女は昔の人。家の手伝いや農作業も
当然していたと思われる。(22話参照)

(今を生きる、わたくしめでさえ
家事は早い段階に、一通り母にしごかれました。
実家は大変古く、当時は五右衛門風呂を
焚かされてました。
皆様…オガライトってご存知?
アンタ一体いくつなの?…なはは。)

エレクトラさんも素直に自分の気持ちを
表現していた頃があったと思うんです。
次回はそこをもう少し掘り下げたいな。
と、同時に葛藤…みたいなのも
描ければと思います。
でも、今回のテーマはあくまで
あったかく…が基本です。
どうぞお楽しみに('◇')ゞ

本日も当ブログにお越し頂き、
誠にありがとうございました!

ではではまた〜。

 
| 二次小説(前期ver.) | 20:31 | comments(2) | - | pookmark |